【福岡市中央区】…船?!海に面する中央区で、こんなものも作られているんです。<2025年4月撮影>
港2丁目の「かもめ広場」。海沿いに面する市民の憩いの場所ですね。
広場内には、今年も春先にきれいな桜が咲きました。

<写真:2025年3月下旬頃撮影>
公園内に展示してあるモニュメントを眺めていると、後ろの方に見慣れないものが目に飛び込んできました。
船?!…しかも2隻。
実はここ、造船所なんですよね。正真正銘、こんな街中で船がつくられているんです。
大きなクレーンが何本も立っています!その奥に見えるのが「荒津大橋」ですね。
「福岡船だまり」には、たくさんの漁船が停泊しています。すぐ近くは博多漁港。長浜鮮魚市場は、”魚の美味しいまち・福岡”を支える博多の台所です。
昭和22年に設立された「福岡造船(株)」は現在でも様々な船を建造していて、特に高品質のステンレス製でできているケミカルタンカー(化学薬品運搬船)は、昭和48年に1船目を竣工して以来、国内はもとより世界でも高い信頼と評価を得ている知る人ぞ知る造船会社なんです。
進水(しんすい)とは、船を初めて水上に浮かべることで、船体工事がほぼ完了した時には進水式が行われ、地域の人にもお披露目されます。2025年3月に開かれた進水式には残念ながら参加できなかったのですが、興味のある方は会社のホームページなどで情報をチェックしてみてください。
福岡都市高速「天神北」から「西公園」の間にかかる荒津大橋は、一本柱の美しい鋼製斜張橋。海上から随分高い位置に架かっているのは、一説には福岡造船で建造された船が橋の下を通れるように設計されたためだとか。
船の通行の影響でダイナミックな形になったのかもしれない…博多港のシンボル「荒津大橋」の桁下高は、およそ40メートル?!
中央区の市街地近くにある造船所なんて、珍しいですよね?「高速の橋から見える会社」と呼ばれることもあるという「福岡造船」さん。いつも建造の進み具合を楽しみにしています♪皆さんも運転には十分気を付けて、福岡市の海の景色を楽しんでください。
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